圓應寺から観ていく仏像の世界

圓應寺に由縁ある仏像にスポットを当てて仏さまのお姿とそのみ教えを深めていきます。

地蔵菩薩(石仏)

お地蔵さまは「生命育む大地の宝」 地蔵菩薩の「地」はすべての生命を育む大地「蔵」は宝の詰まった蔵。サンスクリット語でクシティ(大地)・ガルバ(胎内)。つまり、大地のように広く大きな慈悲で人々を包み込んでお救いくださる菩薩さまとされています。 お地蔵様のお姿 頭を丸めた修行僧の姿で、釈迦と同様に簡素な衣を着けますが、菩薩であることより首飾り・瓔珞などで荘厳され…

勢至菩薩

智恵の菩薩は怪力 勢至菩薩 勢至菩薩とは、智慧の光で生あるものはすべて救済し、菩提心の種を与えるという菩薩です。『観無量寿経』の中には「知恵を持って遍く一切を照らし、三途を離れしめて、無上の力を得せしむ故、大勢至と名づく」とあり、火途・血途・刀途の三途、迷いと戦いの世界の苦しみから知恵を持って救い、その亡者を仏道に引き入れ、正しい行いをさせる菩薩です。大勢至…

【特別編】如意輪観音像-空海作

江戸期に圓應寺の塔頭寺院であった「正覚寺」の寺宝の如意輪観音さまを今回は特別編といたしまして取り上げてみたいと思います。 疫病退散ならばやはり如意輪観音さま 新型コロナウイルスの猛威により、疫病退散の祈りが全国の神社仏閣で行われています。 疫病除けの護符でとても有名なもののひとつが延暦寺第十八代座主、元三大師(または慈恵大師良源)さまです。 古くから大師さま…

水子地蔵菩薩

水子地蔵様のお姿 圓應寺本堂の二階の納骨堂中央に「水子地蔵尊」が安置されています。 剃髪した僧侶の姿で、袈裟をまとい、左手に如意宝珠(にょいほうじゅ)、右手に錫杖(しゃくじょう)を持ち、子どもを抱き護る大慈悲の地蔵菩薩です。水子のみならずあらゆる子供たちを救うと言われ、仏教の菩薩様です。 賽の河原のお地蔵さま 錫杖を持った水子地蔵は、賽の河原で石を積んでいる…

大黒尊天像 最澄作

護法善神-戦いの神-から財の神へ インド・チベット仏教では、ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラは、インド密教に取り入れられました。“マハー”とは大(もしくは偉大なる)、“カーラ”とは時あるいは黒(暗黒)を意味するので大黒天と名づけられます。その名の通り、青黒い身体に憤怒相をした護法善神でです。 チベット・モンゴル・ネパールでは貿易商から財の神とし…

観世音菩薩

慈悲の菩薩 観音菩薩とは 『般若心経』では観自在菩薩(かんじざいぼさつ)ともいわれます。現世利益があって美しいということで大人気の菩薩です。 観音菩薩は、観音というお名前の菩薩ということです。観音とは「音を観る」とあります。仏教を求める人が苦しむとき、その声(音)を聞いて(観て)守ってくださるのです。 仏教では「見聞一致(けんもんいっち)」という言葉がありま…

弁財尊天像 空海作

奉納曲による弁財天さまのご紹介 例年7月7日に厳修いたします「弁財天大祭」のオリジナル奉納曲をご覧になりますと弁財尊天の縁起がわかると思います。どうぞご覧になってください。 ⑴ 四季折々、弁財天の化現した神仏の一番の歌詞 起こりては 流れゆく 清浄なる河サラスバティー舞い降り肥沃な大地生み出だす 土地豊穣の福徳神秋には実りし宝珠 黄金の稲穂七福神の紅一点 一…

本尊 阿弥陀如来像

阿弥陀如来 -この仏さま無しでは大乗仏教・日本仏教は語れません- 浄土系のご本尊は「阿弥陀如来」です。 浄土宗では、阿弥陀如来の本願力にのみ帰依する他力本願が中心教義です。誤解のないよう説明すると、「他力」というのは「他人の力」ではなく「仏の力」という意味。「他力本願」とは、思い通りにならない人生に対して、「俺が俺が」という自己中心的な考えを捨てて仏の働きに…

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