圓應寺とは|歴代上人 Each Generation

ごあいさつ 第三十五世 圓應寺住職 三木和信

圓應寺の境内に咲く。三木英信の好きな睡蓮

照福山(しょうふくざん)顕光院(けんこういん)圓應寺(えんのうじ)は、1602年開基以来、福岡藩・黒田家当主と深い縁で結ばれた浄土宗の寺として長い歴史を紡いで参りました。戦乱の世を駆け抜けた智勇兼備の名将として知られる黒田如水・長政父子の思いを継いだ歴代藩主はじめ勇猛果敢な黒田二十四騎の子々孫々及び黒田家ゆかりの姫君たちの篤い信仰の拠りどころとなって参りましたのです。当時の文献や歴史書にその事実をつぶさに見ることができます。私どもでは、こうした歴史の伝承を引き継ぐとともに浄土宗の真摯な教義と実践を通し、真に豊かで実り多き人世の光と成り得ますよう努めております。

時代は今、世界的規模で混迷のさなかにあると言っても過言ではありません。世界のどこかで戦いが起こり、飢餓や戦災を嘆く幼い子等が後を絶たないのが現状です。しかし、だからこそ心に灯す光として照福山顕光院圓應寺は、人の在り方を見つめます。410余年もの歩みの中には、さまざまな困難や苦悩があり、危機にも少なからず直面して参りました。一つ一つを克服し、また一歩、また一歩と足跡を刻まれ礎となられた上人方のご尽力が私どもの守るべき道と申せましょう。先祖を敬い、父母に忠を尽くし、利にのみ走らず、友愛に満ちた人生の指針の一つとして私どもがお役に立てれば幸いにございます。

開 山 天蓮社眞譽上人見道大和尚
慶長十七年九月二十四日(1612)

第二世 全蓮社呈譽上人阿跡和尚
慶安四年六月二十五日(1651)

第三世 延蓮社專譽上人誾公和尚
寛永四年十二月六日(1627)

第四世 學蓮社宏譽上人太道和尚
延寳二年三月四日 享年八十九(1674)

第五世 靜蓮社寂譽上人雪道和尚
寛文元年五月二十五日 享年四十八(1661)

第六世中興 長蓮社天譽上人玉産和尚
元禄十年八月二十日 享年七十四(1697)

第七世 園蓮社産譽上人天阿應感和尚
寳永四年十二月三日 享年五十九(1707)

第八世 性蓮社達譽上人交阿頓應大和尚
寳暦四年五月二十八日 享年八十四(1754)

第九世 證蓮社誠譽上人頓瑞和尚
享保十七年七月二十七日 享年三十六(1732)

第十世 法蓮社性譽上人通阿宏順和尚
寛保三年十二月十五日 享年四十四(1743)

第十一世 瞻蓮社仰譽上人顔阿圓冏大和尚
明和三年八月二十七日 享年五十六(1766)

第十二世 超蓮社倫譽上人順了阿頓龍大和尚
天明七年九月十四日(1787)

第十三世 興蓮社愍譽上人圓海亮瑞(慈海)大和尚
文化八年十一月十三日 享年八十三(1811)

第十四世 精蓮社進譽上人光阿悦顔□道大和尚
寛政十年八月十六日(1798)

第十五世 安蓮社穏譽上人雲阿宗溟龍天大和尚
天保五年五月十七日(1834)

第十六世 光蓮社闡譽上人昌阿慈俊道隆大和尚
文政六年三月十二日 享年五十九(1823)

第十七世 通蓮社神譽上人大阿廣濟道昤大和尚
文政九年八月十七日 享年四十三(1826)

第十八世 應蓮社龍譽上人詫佛願阿玄門天恭和尚
天保十二年九月十日(1841)

第十九世 □蓮社謙譽上人□□和尚
□□年□□月□□日

第二十世 徳蓮社功譽上人湛然大和尚
天保十四年七月十二日(1843)

第二十一世 寂蓮社積譽上人快天老和尚
嘉永六年六月十九日(1853)

第二十二世 静蓮社戒譽上人正阿解脱定觀大和尚
文久三年九月三日(1863)

第二十三世 根蓮社報譽上人善阿圓満聖寿大和尚
明治五年四月五日(1872)

第二十四世 □蓮社□譽上人□□和尚
□□年□□月□□日

第二十五世 □蓮社珍譽上人敬阿典瑞英俊大和尚
明治八年九月九日(1875)

第二十六世 □蓮社陽譽上人軍光和尚 白旗軍光
□□年□□月□□日

第二十七世 □蓮社曻譽上人□□和尚
□□年□□月□□日

第二十八世 讚蓮社禮譽上人聖海大和尚
明治十一年六月十九日(1878)

第二十九世 □蓮社□譽上人□□和尚
□□年□□月□□日

第三十世 勝蓮社縁譽上人超阿苦海天純大和尚 蒲縁譽
明治二十九年十二月二十六日(1896)

第三十一世 泉蓮社大僧都渕譽上人心阿無畏聖源大和尚 蒲聖源
明治四十二年十月五日(1909)

第三十二世 圓蓮社權僧正祥譽上人霊阿蕉風純應大和尚 三木純應
昭和十二年四月六日(1937)

第三十三世 正蓮社念譽上人純阿得道經信和尚 三木経信
昭和十九年七月十六日 享年四十(1944)

第三十四世 大蓮社道譽上人心阿痴念篤信大和尚 三木篤信
平成元年八月十九日 享年七十三(1989)

第三十五世 照蓮社圓譽上人顕阿瑞宝武徳和信大和尚 三木和信

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